新しい家族を家に招き入れるのはとても幸せな事です。
特に愛犬家にとっては多頭飼いによって犬同士がじゃれあう姿が見られるのも楽しみの一つです。
でも実際に二匹目の犬を迎え入れたら相性が悪いのか、ちっとも仲良くならないどころか飼い主さんの取り合いになってしまう事もあります。
もしかしたら飼い主さんの行動をちょっと変えることで改善するかもしれません!
二匹目と先住犬の仲が悪い…
犬同士が仲良く遊ぶ姿を楽しみにしていたのにどうも二頭の中が悪い…。
そんなことを時々耳にします。
どちらも飼い主さんにとっては大切な家族なのに、ぎくしゃくしていると飼い主さんも気が気ではありませんよね。
先住犬にも、今までと同じように大切にしていることを分かってもらうために時間を割きたいです。
でも新しく家にきてまだまだ不安な新入りさんにも、時間を掛けて安心させてあげたい。
どちらかを構っているともう一方の視線が痛い…。
なんて板挟みにもなってしまうと心が痛いですね。
仲良く出来ない原因は嫉妬にあるのかも知れません。
人間でも下の子が生まれるとお母さんの愛情を取られたように感じて、上の子が一時赤ちゃん返りをすることがありますよね。
それと同じなんですね。
どうしても新しい家族が増えるとそちらに構ってしまう事が多く、先住犬は不安な気持ちを感じがちです。
群れで行動する犬ですから、時間はかかっても徐々に仲間として受け入れることができることも。
ただ、同じように群れでトラブルなく暮らす為のルールもいくつか存在します。
まずは先住犬を安心できるようにすることを優先しましょう。
新しいワンコにはちょっと可哀そうですが、ご飯も撫でるのも先住犬の方から。
声を掛けるのも先住犬の方からというように、先住犬を優先させることによって次第に先住犬は落ち着いてきます。
散歩なども面倒ですが、始めのうちはペースも違うので一匹ずつがおすすめです。
また、先住犬が犬嫌いのワンコの場合、相手の存在にストレスを感じることがあります。
これは犬の社会化不足とも言われていて、他の犬との触れ合いが足りなくて上手く接することが出来ないことです。
他の犬が苦手でハウスから出てこなくなったという場合は、先住犬が大きなストレスを抱えている心配があります。
新しいワンコとの生活スペースを分ける等も工夫も必要かもしれません。
知人の家のワンコは、しばらく一階と二階で生活スペースを分けていましたよ。
新しいワンコが犬なつっこく(?)次第に先住犬が受け入れてくれるようになったようです。
ただ必ずしもうまく行くとは限りません。
私が子どもの頃の話なんですが。
すでに犬が一匹家にいたんですね。
そこに近所で面倒を見てもらえてなかったワンコを、我が家に迎え入れることになりました。
暴力は振るわれてなかったんですけど、お散歩に連れて行ってもらえず一日中玄関前に繋がれてるだけ。
ごはんもちゃんとしたものが貰えずガリガリの子でした。
当たり前と言えば当たり前なんですが、人間に対しても心を開かなくなってしまってました。
そして我が家の先住犬。
この子は猫と一緒に育ってきたからか、猫に対してはすごく友好的でお散歩中もしっぽ振って近寄っていく。
そして、よその猫にシャー!ってやられて、我が家にいた猫に甘えて慰めてもらう始末(笑)
だけど犬に対してはダメだったんです。とにかく吠える。敵意むき出し。
もうね、この2匹がうまくやっていけるわけありませんでした(;´・ω・)
仕方ないので、生活スペースを完全に分けることで対処しました。
基本的には次第に相手の存在に慣れてくることが多いですが、我が家のようにどうしてもダメなケースもあります。
そんな時は、多頭飼いを諦めるといった悲しい選択が必要な場合もあります。
また、社会化が不十分なワンコを他の犬と慣れるように指導してくれる教室などもありますので、2頭一緒に教室に通って社会化を促すという方法にチャレンジするのも一つの手ですね。
二匹目の犬に嫉妬をさせないようにするには?
いつも後回しにしていると二匹目の犬が心配になりますよね~。
でも心配いりません。
犬はリーダーがしっかりしていれば安心できる生き物です。
リーダーはこの場合飼い主さんですね。
家のルールが守れるようにダメな事には厳しく、よく出来た時には褒めてあげることを徹底することが大切です。
順番は先住犬が先でも、愛情はどちらにもたっぷり注いであげて下さいね。
いつも後回しで可哀そう…。という気持ちがあるとついつい大目に見てしまったりしがちですが、却って犬の混乱を招いてしまう事になります。
二匹目の犬と仲良くさせる方法
二匹の犬を仲良くさせるのに必要な事は、しっかりしたリーダによる群れの統率です。
犬同士にも相性があるので無理に仲良くさせるよりも、相手の存在を慣らすことを目標にしましょう。
飼い主としては残念ですが、多頭飼いが上手く行っていたお宅でもある日を境に犬同士が仲たがいしてしまって最後には一緒に暮らせない状況になってしまったという事もあります。
適度に距離がある方が喧嘩にならなくていいかな~。くらいに付き合う方が飼い主さんのストレスも少ないようです。
また、犬同士のケンカには介入する派と介入しない派の考え方があります。
介入する派としては
・喧嘩により仲が悪くなるのを防ぎたい。
・大きな喧嘩になったら飼い主がやめさせられるか心配
・怪我などの心配がある
介入しない派としては
・犬同士の社会に人間が介入することでこじれやすい
・犬同士で喧嘩をすることによって関係性が落ち着く可能性がある
などです。
体格の差や性格の差などで対応も変わってきます。
どちらが正解というものでもありません。
飼い主としていざ喧嘩になったらどう対処するかを考えておくと、いざという時に落ち着いて対処できます。
また、前述しましたが二匹そろってしつけ教室というのもおすすめです。
しつけ教室に行くと飼い主として分かっているのに出来ていなかったことなども再確認できるので飼い主さんにとっても勉強になりますよ。
あとは、似たような悩みを持つ飼い主さんと情報交換して自分のところの愛犬達に合う方法を探すのも手です。
衛生用品やドッグフード大手のユニ・チャームが運営している『DOQAT』という、愛犬の悩みを共有し解決できるペット専用Q&Aサービスもありますので、似た悩みと解決方法を参考にしてみてください。
\飼い主さんの生の声が見つかる/
さいごにー二匹目の犬と仲が悪い!嫉妬をやめさせ仲良くさせる方法は?
愛犬家なら一度は夢見る多頭飼いですが、なかなか上手くいかないことも多いようです。
可能ならば新しい犬を受け入れる前にお見合いをして相性などを確認しておきたいですね。
楽しい愛犬ライフが送れますように!
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