学校の先生になるためにとても大切なのが「教育実習」です。
実際に学校に行って授業をしたり生徒や先生と話をすることで、学校では学べないことを感じ取ることができます。
教育実習に行くときは、事前に学校へ挨拶に行くことも大切になってきます。
そこで、職員室へ挨拶に行くときに必要なことをお話ししたいと思います。
教育実習で職員室での挨拶が心配…
職員室へ事前に行くことを「事前打ち合わせ」または「事前訪問」と呼びます。
挨拶だけじゃなくて、いろいろと打ち合わせもするのです。
主な内容は、
・先生との顔合わせ
・同じ時期に実習を受ける他の学生との顔合わせ
・教育実習のタイムスケジュール
・あなたの出勤時間
・持ち物や事前に準備するものの説明
などです。
誰が自分の担当の先生なのか、どの学年(教科)の実習をするのか、どういう流れで実習が進むのか、当日までにどんなものを用意するのか、など、とても大事な話をします。
「挨拶だけだから」と、手ぶらで行かずに筆記用具は必ず持って行きましょう。
また、わからないこともこのときに質問することになりますので、疑問に思っていることや不安なことなどは事前打ち合わせの日までにまとめておきましょう。
教育実習で事前の挨拶の仕方
そもそも、教育実習生の受け入れはあくまでも学校の厚意です。
教育実習の準備などは、先生の日常業務というよりも先生のボランティアに近いものです。
なので、そのことは忘れないようにしましょう。
「先生になる気はないけど、とりあえず教員免許を取りたいから」
という理由で教育実習を受けるのだとしても、そのことは絶対に言わないことです。
先生たちは、同じ道を目指す人だからこそ実習で何かを得てほしいと思っているし、そのために力になりたいと思って実習生の受け入れをしているのです。
必要以上に「先生になりたいんです!」とアピールをする必要はありませんが、投げやりな態度をとったり無関心さを全面に出したりするのは避けましょう。
事前打ち合わせのときに自己紹介や挨拶をするときは、あまり余計なことを言わず高すぎる目標もかかげないようにします。
先生たちは忙しいなか事前打ち合わせに出席しています。
たくさんの実習生がそれぞれ長々と夢や目標について語ったら、正直ちょっと迷惑かもしれません。
実習生の名前やキャラクターは実習期間中に見えてくるし、担当学生の名前がわかればそれだけで充分だと思っている先生もいます。
最初からあれこれアピールするのではなく、学校名と名前と意気込みをひとこと、ぐらいにしましょう。
そのときも、はっきりと大きな声で伝えるようにしましょうね。
学校の先生は大きな声ではっきりと伝えることがとても大事です。
もぞもぞと小さな声で話をすると「先生に向いてない」と思われてしまいます。
実習のことで頭がいっぱいかもしれませんが、少しだけ受け入れる側の先生の気持ちになって考えてみることも大切ですよ。
声が小さくて先生に向いていなさそうな学生と、はきはきと話をする学生だったらどちらを指導したいと思うか。
熱心に質問をしてくる学生と、あまり興味を持っていないような学生、どちらがいいか。
忙しいなか、善意で受け入れてくれているということを常に頭に置いて行動するようにしましょう。
それは、実習期間中だけじゃなくて、事前打ち合わせのときや挨拶をするときも同じです。
教育実習での挨拶には菓子折りは必要?
教育実習の事前打ち合わせのときや、実習が始まってからなど、学校に行くときに迷うのが手土産ですよね。
「これからお世話になるのに手ぶらで行かせるのはどうなんだろう」と思って、もしかしたらあなたの親が持って行くように言うかもしれません。
ただ、実際は菓子折りは必要ではありません。
あなたの他にも実習生がいる場合、他の誰も菓子折りを持ってきていなかったら出しづらいし、気まずいし、先生も気を遣ってしまいます。
また、渡す人数がはっきりわからないと、買うときに困りますよね。
だからといって「このぐらいかな」と判断してお菓子を買っても、それが分けづらい個数だったりするともらった側が困ってしまいます。
教育実習は、あくまで「学生が学ぶための実習」です。
受け入れる学校や先生たちにしたら、「お菓子のことで悩んでるくらいなら、将来のことや勉強のことを考えなさい」と思うことでしょう。
なので、基本的には菓子折りのことは考えなくても大丈夫です。
菓子折りを持たずに行くことが失礼にあたることもありません。
それでもどうしても菓子折りを渡したい、渡さないと気が済まないというのであれば、ほかの実習生と打ち合わせをして、事前打ち合わせのときか実習の最終日に「みんなからです」と言って渡すようにしましょう。
さいごにー教育実習の挨拶の仕方!職員室へ事前に行くときは菓子折りはいる?
学校の先生は、生徒のことをとてもよく見ています。
なので、教育実習生のことも生徒のように見ることでしょう。
事前に挨拶に行ったときでも挨拶の仕方をちゃんと見ていると思います。
気を抜かず、でも気負い過ぎないように挨拶をしましょうね。
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