京都仁和寺の幻の観音障壁画と仏像33体が公開!いつどこで見られる?

京都の仁和寺では、観音堂の保存修理を6年間行っていましたが、修理終了に伴い特別拝観が行われています。

幻といわれる373年前の観音障壁画が初公開されるだけでなく、全33体の仏像も一挙公開!

期間限定の公開なので、チャンスを逃さないようにしましょう。

目次

京都仁和寺の観音障壁画はいつどこで見られる?拝観料は?

観音障壁画と仏像は、秋の特別内拝で観覧可能です。

日時:2019年9月7日(土)~2019年11月24日(日)
時間:9:30~16:30(16:00受付終了)
※10月10日(木)は法要が行われるため、拝観時間が限定されます。

約2か月半ですね。

拝観料は、観音堂のみ、御殿のみ、観音堂と御殿の共通券と3種類あります。

今回の障壁画および仏像の公開は観音堂で行われるので、これだけを見たい場合は観音堂のみのチケットを、御殿も見学していきたい人は共通券を買いましょう!

御殿のみ・・・大人500円/高校生500円/中学生以下300円
観音堂のみ・・・大人1,000円/高校生以下は無料
御殿と観音堂共通券・・・大人1,300円/高校生以下は御殿のみチケットが必要

高校生以下に観音堂が無料公開されるのは、次世代への文化支援だからだそうです。

こういうのはいいですね!

場所は京都仁和寺の観音堂。

京都府京都市右京区御室大内33

京福電鉄の嵐電「御室仁和寺駅」から、仁和寺の正門「二王門」までは徒歩3分です。

 

京都仁和寺の観音堂とは?展示されているものは?

観音堂は高さ14.4m、幅14.8m、奥行き5.6mとそれほど大きくありません。

928年(平安時代中期)ごろに建立されたものの火事で焼失、現在の建物は1640年(江戸時代、三代将軍徳川家光)ごろに再建されました。

そして建築以来初めての改修工事が、終わったばかりというところです。

観音堂の内部正面には、本尊である千手観音菩薩、両脇に不動明王と降三世明王、そして脇侍の二十八部衆。

彼らから一段下がったところに左に風神、右に雷神が安置されており、全33体の仏像が出迎えてくれます。

決して大きな仏像ではないですが、色も鮮やかに残っており、なんといってもこれだけの数の仏像様がいると圧巻!

そして見逃してはいけないのは、もちろん観音堂障壁画!

障壁画は仏像を取り囲むように、上段と下段それぞれに描かれています。

観音信仰を描いた10面の画から成り立っていて、観音菩薩がいろいろな姿に身を変えて人々を救っている「三十三応現身図(さんじゅうさんおうげんしんず)」や死後に生前の行いで向かう地獄を表現した「六道絵(ろくどうえ)」などがあります。

この障壁画も、保存状態がとても良く、色鮮やかな世界を魅せてくれますよ!

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