京都の仁和寺では、観音堂の保存修理を6年間行っていましたが、修理終了に伴い特別拝観が行われています。
幻といわれる373年前の観音障壁画が初公開されるだけでなく、全33体の仏像も一挙公開!
期間限定の公開なので、チャンスを逃さないようにしましょう。
京都仁和寺の観音障壁画はいつどこで見られる?拝観料は?
観音障壁画と仏像は、秋の特別内拝で観覧可能です。
約2か月半ですね。
拝観料は、観音堂のみ、御殿のみ、観音堂と御殿の共通券と3種類あります。
今回の障壁画および仏像の公開は観音堂で行われるので、これだけを見たい場合は観音堂のみのチケットを、御殿も見学していきたい人は共通券を買いましょう!
高校生以下に観音堂が無料公開されるのは、次世代への文化支援だからだそうです。
こういうのはいいですね!
場所は京都仁和寺の観音堂。
京都府京都市右京区御室大内33
京福電鉄の嵐電「御室仁和寺駅」から、仁和寺の正門「二王門」までは徒歩3分です。
京都仁和寺の観音堂とは?展示されているものは?
観音堂は高さ14.4m、幅14.8m、奥行き5.6mとそれほど大きくありません。
928年(平安時代中期)ごろに建立されたものの火事で焼失、現在の建物は1640年(江戸時代、三代将軍徳川家光)ごろに再建されました。
そして建築以来初めての改修工事が、終わったばかりというところです。
観音堂の内部正面には、本尊である千手観音菩薩、両脇に不動明王と降三世明王、そして脇侍の二十八部衆。
彼らから一段下がったところに左に風神、右に雷神が安置されており、全33体の仏像が出迎えてくれます。
決して大きな仏像ではないですが、色も鮮やかに残っており、なんといってもこれだけの数の仏像様がいると圧巻!
そして見逃してはいけないのは、もちろん観音堂障壁画!
障壁画は仏像を取り囲むように、上段と下段それぞれに描かれています。
観音信仰を描いた10面の画から成り立っていて、観音菩薩がいろいろな姿に身を変えて人々を救っている「三十三応現身図(さんじゅうさんおうげんしんず)」や死後に生前の行いで向かう地獄を表現した「六道絵(ろくどうえ)」などがあります。
この障壁画も、保存状態がとても良く、色鮮やかな世界を魅せてくれますよ!
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