ハチミツといえばミツバチですが、実はミツバチは完全なる女社会なんです。
オスはヒモも同然。メスが「あんたは不要!」と言ったら、そこでおしまいです。
ミツバチの巣には何万匹もの働きバチがいますが、実はそのすべてがメス!
メスがせっせと働いて蜜を集めてくるんですね。
メスがあちこち飛び回って蜜を集めているころ、オスは何をしているのかというと何もしていません(;’∀’)
ミツバチの寿命は30~40日くらいなんですが、メスはその生涯でいろんな役割をこなしていきます。
でもオスはなーんの仕事もせず、エサを食べさせてもらうだけ。
日がな巣の中でのんびりとしながら、メスに食事の世話までしてもらってるんですね。
どこからどう見ても、完全にヒモです(笑)
こう聞くと「なんかいいなー」って思うでしょ?
でもね、実はこの先に過酷な運命が待ち受けているんですよ。
なぜオスは何もせずに許されているのか。
それはオスにしか果たせない役割があるからです。
そう、女王バチと交尾して後継者を作ることが出来るのはオスだけ!
こればかりは、メスもどうしようもありません。
普段は巣の中でメスの働きバチに口移しで餌(蜜)を食べさせてもらい、晴れると巣から出て女王バチが来るのを待っています。
女王バチが外に出てくると、オス同士の仁義なき戦いの始まり!(笑)
一番強くて優秀なオスが女王と交尾をすることが出来るんですが・・・
交尾が終わった瞬間、男性の大事なところがポキッと折れちゃうんですよ( ノД`)
そしてショック死して地面に落ちていきます。
一番強いからこそ女王とお近づきになれたのに、強いからこそ過酷な結末が待ち受けているんですね。
じゃあ、実は戦いに負けておいた方が得なのか?というと、そうでもないんです。
働きバチが蜜を集めて飛び回るのは、だいたい3月~7月にかけてとなります。
もちろん彼らのエサは蜜です。
つまり秋から冬にかけては、巣の中にある蜜はとても貴重なんですよね。
何もしないオスに与えるなんてもったいない!
そう判断した働きバチ(当然メス)は、オスを巣の外に追い出しちゃうんですよ。
そうするとオスは、もう飢え死にするしかありません。
なんかもう、一生の中で天国と地獄を味わってますよね。
容赦のないミツバチの世界です…。
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