自営業の男性と結婚すると言うと、たくさんの人に「旦那さんの仕事、手伝うの?」と言われると思います。私も、たぶん言うと思います。
それぐらい「自営業の嫁」イコール「自営業を手伝う」、なんですよね。
では、自営業の嫁が自営業を手伝わないのは一般的ではないんでしょうか?
自営業の嫁が外で働くのはダメなの?
自営業の男性と結婚したとしても、絶対に手伝わなきゃいけないということはありません。
手伝えない理由や、手伝いたくないと思う理由があるからです。
手伝えない理由
今の仕事をやめられない
あなたが今の仕事をやめたくなかったり、今の仕事をやめることができなかったりする場合は、その気持ちや事情を相手に理解してもらって今の仕事を続けましょう。
あなたがする仕事がない
相手の家族みんなで経営している仕事や従業員がいる場合は、みんなの役割や仕事がすでに決まっていて、あなたの仕事がない場合があります。
その場合は、手伝いたくても手伝えません。
手伝いたくない理由
不安で…
恋人としての彼のことはよく知っていても、いっしょに仕事をするとどんな感じになるのか、想像してみてもよくわかりませんよね。
また、結婚して生活が変わると同時に同時に新しい仕事が始まる、という、緊張することがふたつ重なるのも少し不安ですよね。
彼の仕事を手伝うかどうかは、結婚して近くで彼を見てから決めても遅くありませんよ。
ひとりの時間が必要
自営業を手伝うと、ずっと彼と一緒に過ごすことになります。
大好きな彼でもずっとずっと一緒だと息苦しくなるかもしれませんよね。
ほかの収入を確保したい
自営業だと良い時も悪い時もあります。
そのため、外で働いて自営業以外の収入を確保するのです。
自営業を手伝わない理由、手伝いたくない理由はいろいろあります。
不安に思うことがあるのなら、それを解消することやあなた自身の気持ちを大切にして決めましょう。
自営業の嫁が手伝わない場合のデメリット
自営業を手伝わない場合には、デメリットがいくつか考えられます。
まわりの目
「商売がうまくいってないから嫁が働きに出ている」とうわさされるおそれがあります。
特に年配の人だと「自営業に嫁いだら、嫁は家業を手伝うもの」という意識が強いため、少しヒソヒソと言われることがあるかもしれません。
時間のやりくりが大変
仕事と家事の両立はけっこう大変です。
外で働いていると、その職場のルールに合わせなきゃいけないことが出てきます。
彼と家事や育児を分担するとしても、あなたが大変になることもあるかもしれません。
自営業だったら、なんでも自分の好きな時間に好きなようにできるというわけではありませんが、外で働くよりも少しは融通がきくこともあります。
自営業に嫁いだ後の心構え
自営業を手伝うか手伝わないかは別として、自営業の男性と結婚して共に歩いていくときには必要な心構えがいくつかあります。
ドンとかまえる
私のまわりにいる自営業の女性や自営業の奥さんは、けっこうこのタイプが多いように思います。
あまりうろたえたり悲観したりせず、「大丈夫、なんとかするよ!」と明るく大きくかまえているタイプです。
自営業だと何があるかわからないし、家族や従業員をしっかりと支えていくことが多かったりするので、動じずに物事に対処できる力が必要なのです。
収入が安定しないことを覚悟する
相手が一般企業に勤めている場合でも、勤め先が倒産する恐れがあるので安泰とは言えませんが、勤めているあいだは収入に大きな波はありません。
自営業だと、年単位ではなく月単位で収入が変わることがあります。
そのため、お金の計画が立てにくくなります。
お金の管理をしっかり
良い時もあれば悪い時もあるのが自営業です。
収入がたくさんあったときにパーっと使ってしまうことのないように気をつけることと、ちゃんと貯金をするなどしてお金をしっかり管理することが大切です。
仕事に対して理解をする
自営業を手伝わないとしても、その家に嫁ぐのであれば周りから見たら「○○屋さんのお嫁さん」です。
近所の人やお客さんに支えられてこその商売ならば、「私はお店を手伝ってないから関係ない」というわけにはいきません。
あなたの態度が彼の仕事に影響するかもしれないからです。
いつか手伝うことになるかもしれない
彼と、彼の家族がいっしょに仕事をしている場合、彼のお母さんがしている仕事をいつかあなたが引き継ぐことになるかもしれません。
今は手伝わない話になっているとしても、いつか状況が変わったら手伝うことになるかもしれないと、少し覚悟しておきましょう。
さいごにー自営業の嫁が外で働くのはダメ?手伝わないのっておかしい?
自営業を手伝うかどうか、ふたりで決めたことでも周りからあれこれ言われると迷ってしまいますよね。
ただ、自営業にもさまざまな形がありますので、「手伝わなきゃダメ」「手伝わないなんておかしい」なんてことはありません。
仕事を手伝わなくても、彼を支えることはできますので、ふたりが納得いく暮らし方を選んでくださいね。
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